リフォーム 新築

2011年04月27日

いえ作りの優先順位

今日はタイトルの通り

新築でもリフォームでも

とっても大事なことはなにか

ということです〜。

一番大事なことはまず

安全

であると言うこと。。

「何を当たり前の事を」

と思われるかもしれませんが

結構盲点があります。

普通安全と言うと

基礎を丈夫に

耐震性をあげて。。。

うんうん、納得いきます。よくテレビや雑誌でも

言われていますものね

ところが、空気の安全だけは

あまり注目されてこなかった

実はすごく大事なんです。

いま原発の問題で表に出るのにも気を使う北関東ですが

私からしてみればずーっと家にいたときの

室内の空気汚染

のほうが心配なくらいです。

なぜそんなことを言うかと言えば

いま「普通の家」

に使われている素材から室内に出る

有害な物質が忘れられているからです。

例えば床

いまの普通の家は

ベニヤ板に

木目のシートを

張り付けて

「木質の床」だと言っています。

しかし

見た目はきれいな床ですが一枚むけば

ベニヤ板。

接着剤で桂剥きにした木を何枚も重ね合わせて

はい出来上がり

壁や天井には燃やせばダイオキシンを発生させる

ビニールクロスが普通の家の標準仕様です。

さらに元々固い性質のビニールを柔らかくするために

環境ホルモン物質が使われています。

細かい説明を省くと遺伝に影響するということです。

これらの材料からはホルムアルデヒドをはじめとした

厚生労働省が「危険だから使わない方がいい」

と認定した気分が悪くなったりするだけでなく

アレルギーや化学物質過敏症をひきおこし

発ガン性もあり

さらに奇形を誘発すると認定されているものまでふくめ

13種類のうち1種類が少し制限をつけて

11種類が

自由に使われています。合法的に。

だって国土交通省が認めているんですもの。。

国土交通省が規制するには

接着剤メーカー

大手建材メーカー

大手建築業者

経済産業省

これすベてまとめて話をつけないといけません。

規制したら上記の人たちはお金もうけができないからです。


だから規制が進みません。

そう、身の回りの危険は

地震や放射性物質だけではないのです。


縁あってご覧の方、もう一度考えてみてください

原発の事故で

「5メートルの津波しか想定していなかった」

という東京電力の危機意識のなさに

落胆や憤りを感じた方もいらっしゃると思います。

「もっと大事をとっておけば。」

「お金もうけより安全を優先させるべきだ」

そのとおり

生命より優先されることはないはずです。

しかし、私も含めみなさまが

「みんなそうしてるから私も」

「まー!あそこで建てたの?すごいわねー!」

と言われたくて。。

「営業の人がいい人だったから」

などなどあんまり考えずにさまざまなを選択しています。

これが空気です。

「世の中の空気」に流されて

「家族の吸う空気」を汚され続けているのが

今の普通の日本の家であり家族なのです。

このままでは子供孫ひ孫に叱られてしまいます。。


今回の地震と原発事故で皆さん

「危険を減らす」ことの重要性に気付かれたと思います。

私もです。よりはっきりと皆様にお伝えしなくてはいけない。

そう感じました。

だって人間は危険を減らすために家を作るようになったんだもの。

「見栄や格好で家族は守れません。」

これだけは断言します。


だから素材を見抜く人を見つけて家を作ってください。

あなたの事をお金やノルマとしてみない人を見つけて下さい。

難しいことではありません。

友を見つけることです。


それが安心して暮らせる家を作り出せる、リフォームできる。

最短ルートです。

どうか

どうかみなさま

幸せな家づくりを。



ではまた。

studio_comet at 15:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)