2021年03月13日
社長の家 階段をクローゼットにアフター 見えなくなるからこそ 無垢材
はい、建具(扉)はまだ入っていませんが
クローゼットの内部は防虫と調湿性を期待してヒノキです。
部屋側からは一間(約180センチ)
廊下側から半間(約90センチ)の収納です。
服も大量に入りそうです。
ハンガーパイプも上につけているので
ハンガーのまま収納でき
下部には市販の収納ボックスを置けばかなり入りますね。
ところで。
扉をつけてしまえば見えなくなってしまう収納になぜ無垢材なのか?
コメットでは収納の中こそ仕上げ材が大事だと考えています。
なぜなら
リフォームしているとほとんどの家でクローゼットの中にカビが生えている(痕跡がある)からです。
特に、ビニールクロス仕上げや、合板仕上げでこの傾向が強いですね。
やはり洗濯してしっかり乾かしているとはいえ、洗濯物に残る湿気のせいでしょうか?
原因は様々でしょうが
浴室
脱衣所
収納
キッチン
の順にカビ率が高いです。
風呂と脱衣所はなんとなくわかりますが、
収納のカビは閉めっきりにしてしまうのはもちろん、湿気の移動ができなくなるとカビやすい感じがします。
寝室などは夜人間が出す水蒸気で湿度が他の部屋より高くなります。
空気の中の湿気は均一になろうとします。
他の部屋に移動したがっていると言うことで、
その時ビニールクロスや合板だと湿気が止まってしまいやすいんですね。
で湿度さらに上がる、しかもこう言う家は大体局所暖房でその時いる部屋だけを暖めたりしているので、他部屋との境界の壁は冷たくなるわけです。
すると壁の隅っこなどの温度が露点(水蒸気が水に戻る温度)を超えて水が出ます。結露ですね。
で、カビる。
と言うのが流れかなと考えています。
ちなみに65%の相対湿度を超えるとカビの活動が強くなる(気温で様々変わりますが)ので結露してなくとも湿気がたまるとカビやすくなるのは間違いないでしょうね。
めちゃくちゃマニアックな話ですが、カビる家が嫌なら
「透湿」「調湿」する材料で家を作ることです。
あ、でも床下からずーっと湿気が上がってくることが原因だったりもするので、その場合は床下の湿気を止めることが先決ですね。
その辺りの判断も難しいと思います、カビでお悩みなら、また、カビで悩む家を建てたくないのなら、お気軽にご相談ください。
ではまた