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2016年12月10日

骨折り損? 基礎 水中養生

茨城県 坂東市 むくむくはうす 二世帯住宅 基礎工事中。

なぜプールみたいになっているのか?

疑問ですよね。

コイを飼うわけではありませんよー。

これ実は、水中養生と言って、基礎の型枠を外した後、水を入れておくと、他のやり方の最大二割り増しの強度になるのです。

この基礎を見た他の基礎の業者さんが、こりゃあ100年軽く持つなもつな!
とおっしゃっていました。

もちろん鉄筋はオール13ミリで
耐震性を、
セメントも水セメント比44%以下で、
強度と長寿命を確保しました。

水を入れるには、基礎の水抜き穴をふさいだり、あらかじめしてある配管から水が抜けないように、フタをしたり、とても手間がかかります。

さらにセメント打設の時、水を少なくするほど、強度、長期耐久性が上がりますが、これも少なくすればするほど流動性が悪くなるので施工は面倒になります。

しかし、ここで手を抜けば四十年も持たない基礎。
しっかりやれば200年です。しかもコストは倍になるわけではありません。

しかも地味で見た目には差が出ないところです。
売る、ということだけ考えればやらなくても良い、骨折り損じゃないか?とも言われます。

しかしだからこそ、家に対する想い、哲学、お客様の未来を見ているか?ということが強く問われているんです。

だから手を抜けない。



ではまた。




studio_comet at 10:58│Comments(0)TrackBack(0)

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