2016年03月28日
お風呂の危険 ヒートショック 消費者庁 茨城 栃木 リノベーション リフォーム 新築
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みなさん、おはようございます。
まあ冬の時期も過ぎてますけれど
お風呂の危険の話です。
上の写真は消費者庁のニュースリリース
以下引用
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厚生労働省の研究班の調査では、救急車で運ばれた患者数から推計した入浴中の事故死 の数は年間約 1 万 9,000 人※3とされています(死因が溺水以外の疾病等と判断されたものを含 む。※4)。 入浴中の事故死は、冬季に多く(図3)、12 月から2月にかけて全体の約5割が発生していま す。入浴中の事故死の数と気温に相関がみられるという報告もあります※3。また、入浴中の事故 は、ほとんどが浴槽内で起きており※3、熱い湯に肩まで漬かるという日本固有の入浴スタイルが 影響していると考えられています※6。既往症のない人の事故や、原因がはっきりしない事例も見 られます※7。
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引用ここまで
1万9千人・・・・・・・・
絶句する数字ですね。
「熱いお湯に肩まで漬かる」ことが影響している。
さまざま考えないといけませんね。
交通事故の3倍近い方がお風呂が原因でなくなっているということです。
ちなみにお風呂に加えて、廊下、トイレなど、温度差による健康への被害を
「ヒートショック」と呼んでいます。
これを含めると実際の被害数は倍増するのではないかと思います。
これらを防止するためにお風呂メーカーも対策を打ち出してきています。
クリナップさんは「床夏シャワー」というお湯で床を温めるシャワー機能を「アクリアバス」シリーズで標準装備しています。
TOTOさんは「ほっカラリ床」という断熱材の入った床で対策。
LIXILさんは、「サーモフロア」断熱材と、特殊加工でヒヤッとしない床で対策。<ヒヤッとしない事で血圧の上昇が抑えられます。
長府製作所さんは「シャワ暖プラス」というシャワーとミストで床と室温を上げて対策
各メーカーさんが切磋琢磨されて素晴らしいですね。
個人的には断熱、シャワーが兼備されていれば文句はないかなと思っています。
床の仕上げが特殊になるとその加工が経年劣化した時、耐久性が劣らないかが心配です。
もともとシステムバスの設備は15~20年の耐用年数で設計されているのでしょうから
そのあたりはもっと長年持たせることを考えて選びたいですね。
やはり「断熱は裏切らない」
そして事前に温める。
また、入浴法としては、
・あまり肩までつからない※心臓より下の位置に湯面を設定して、肩からかけ湯をするなど
・湯温を低めにする※温度が高いと心臓に負担がかかる
ということが大事であると思います。
また、風呂場のみをやれば大丈夫というわけではなく
脱衣所、廊下まで、配慮していくことが大事だということですね。
木を見て森を見ず
にならないように、全体的に配慮していくのが弊社の仕事であるとも感じます。
リフォームの御予定がある方はそこに注意して業者に発注していただき
無い方も自己防衛に
・事前にシャワーで床を温めておく、
・赤外線式の浴室暖房器などで床の表面温度を上げておく
などの対策をされ、楽しく健康で長生きしてもらいたいと思います。
おお、今日は長い。
それではまた。