2015年04月18日
家具の選び方 茨城 古河 自然素材の家
茨城(古河 つくば 県西) 栃木(小山 宇都宮 県南) 埼玉(北部)
千葉(野田 柏) 群馬(館林)と北関東にて自然素材で新築とリノベーション・リフォーム・改築をして
お客様と一緒にオンリーワンの むくむくハウスを創っている工務店+材木商二代目のブログです。
茨城県古河市のSさまのおうち
今日は家具について。
家具は好きなデザイン、家にあったデザイン。使い勝手。
さまざま選ぶ基準はあるかもしれませんが、今日は素材の話。
S様ご夫妻が選んだ家具は写真のもの。
主材はアッシュ材いい木組です。
特筆すべきは引出の中です。底板にはたいがい、木の粉を接着剤で固めたMDFやシナ合板、ラワン材などが使われています。
これが引出しをあけると酸っぱいにおいがするのが常です。
これは決して新築のにおいや、木のにおいではなく、VOC・有害化学物質のにおいです。
せっかく、VOCの出ない家を作っても、そのあとの生活法で台無しになることが多々あります。
その中でも家の中に常時あり、生活スペースに近い家具の素材の選択が大事になってきます。
そのあたり選び方を書きますと、
「ベニヤ板は排除」
「木目に騙されるな」
「鼻を使おう」
です。
引出をあけて、ベニヤ板らしきものが発見されたらアウト。
木目でも裏はベニヤ板なことがあります。裏を見ましょう。
酸っぱいにおいがないか鼻を使いしっかり確かめましょう。
ここで注意したいのは、酸っぱいにおいでなくても有害な化学物質があるということです。
シックハウス対策の法律のおかげで一見シックハウスの被害は減ってきていますが、
中身を少し変えた化学物質で規制を逃れるパターンの被害が多くなっています。
ゆっくりじわじわやられていきます。
なので、しっかり素材を観察してから買いましょう。
せっかく買った家具に、家族の健康を害されては新生活も暗くなってしまいます。
というような注意点を踏まえなかったのですが
Sさまのこのテレビ台は桐板でした。すばらしい!
素晴らしい眼と鼻をお持ちです!
もし、これってどうなの?というようなことがあれば、お気軽にお電話、メールなどくださいね。
相談に乗ります。
ではまた